生産体制

鋳造

鋳造

Casting

鋳造の主な業務は、ポンプの骨格となる鋳物を作り、加工工程に送ることです。砂を固めた砂型を製品ごとに製造し、溶解炉(キューポラ)で溶解した材料を流し込んで固めます。カタチのないものから、カタチのあるものを作り出します。

SAND MOLDS

型砂の製造

型砂の混練

混練機(ミル)で珪砂と水を練った型砂を、ベルトコンベアーでそれぞれの型込み工程に運搬します。鋳造後の型砂は再度混練機へ送られ、再利用されます。

中子(なかご)型製造

上型と下型が鋳物の外側を造形するのに対し、その内部の空洞を造形するための嵌め込む型を中子(なかご)型と言います。

砂型製造(型込み)

鋳造する際の外側を形作る砂型を製造します。上型と下型を作り、鋳造時に位置を合わせて立体物となります。

●FD-4造形機・・・軸受・ケーシングなど大型の型を造型
●F1造形機・・・軸受カバーなどの小物類の型を造型
●手込み・・・ポンプを備え付けるベッド(土台)などを造型

シェル中子
シェル中子
型込み前の金枠
型込み前の金枠
型込み後の砂型
型込み後の砂型

CASTING

鋳造

溶解

コークス(石炭を乾留して炭素だけを残した燃料)を燃料とし、溶解炉(キューポラ)でFC材を溶解します。溶解した溶湯は一旦前炉に溜め、取鍋で運搬して鋳型に流し込みます。

鋳込み

上型・下型・中子型の3つの砂型で鋳型を作り、溶湯を流し込んで固めます。鋳込みは、鋳型に流れ終わる前に溶湯が固まって鋳物の一部が欠落する"湯回り不良"が発生しないよう、注湯速度に細心の注意を払い、温度管理や湯量を調整する高い技術が求められます。

火入れ
火入れ
溶湯の前炉溜め
溶湯の前炉溜め
鋳込み
鋳込み

生産体制一覧